白繻子地紅梅文様描絵小袖 酒井抱一画
しろしゅすじこうばいもんようかきえこそで さかいほういつが
作品概要
白繻子地紅梅文様描絵小袖 酒井抱一画
しろしゅすじこうばいもんようかきえこそで さかいほういつが
千葉県
江戸/1701-1800
表は白繻子地、裏に紅平絹(後補)を用い、間に薄綿を入れた袷仕立ての小袖である。袖口、襟下、裾に袱を出し、裾は袱に綿を厚く入れる。
文様は、描絵の技法を用い、背面を中心…
身丈149.0 裄57.1 前幅21.0 後幅25.2 袖幅32.0 袖丈44.0
衽幅15.6 衽下り18.2 襟幅9.4 襟下86.7(㎝)
1領
国立歴史民俗博物館 千葉県佐倉市城内町117
重文指定年月日:20070608
国宝指定年月日:
登録年月日:
大学共同利用機関法人人間文化研究機構
国宝・重要文化財(美術品)
酒井抱一(ほういつ)(1761~1828)の筆による描絵小袖である。文様は独特な濃淡で紅梅を描き、梅樹の根元には蒲公英(たんぽぽ)や菫(すみれ)など春の情景が表される。「抱一」の朱印がある。本小袖は、紅梅を全面に見事に描いた小袖意匠としても秀逸であり、絵師が直接小袖に図様を描く描絵小袖の数少ない遺例の一つである。