春日懐紙(紙背春日本万葉集)
かすがかいし しはいかすがぼんまんようしゅう
概要
春日懐紙は、鎌倉時代中期の奈良春日社の神官や興福寺などの僧侶らが詠じた和歌懐紙のまとまりである。
本懐紙の詠者には中臣祐方、祐有らの名がみえ、歌は自然題による叙景歌が大部分である。紙背に寛元元年(1243)~同2年にかけて春日若宮神主の中臣祐定が万葉集を書写している。本懐紙は奈良の歌壇の様相を示すまとまって伝来する稀有な懐紙群であり、また紙背は万葉集研究史料としても広く知られ、学術的価値が高いものである。
かすがかいし しはいかすがぼんまんようしゅう
春日懐紙は、鎌倉時代中期の奈良春日社の神官や興福寺などの僧侶らが詠じた和歌懐紙のまとまりである。
本懐紙の詠者には中臣祐方、祐有らの名がみえ、歌は自然題による叙景歌が大部分である。紙背に寛元元年(1243)~同2年にかけて春日若宮神主の中臣祐定が万葉集を書写している。本懐紙は奈良の歌壇の様相を示すまとまって伝来する稀有な懐紙群であり、また紙背は万葉集研究史料としても広く知られ、学術的価値が高いものである。
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