菊牡丹文彩色華鬘 きくぼたんもんさいしきけまん

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工芸 / 奈良県 

南北朝時代 14世紀
木製 透彫 彩色 団扇形 菊文 / 銅製 鍍金 (金具)
縦29.3 横34.3
1枚
弘法寺(岡山)伝来

 岡山県・弘法寺(こうぼうじ)より伝来した木製彩色透彫りの華鬘。同寺には重要文化財に指定されている2面が伝えられ、当館と岡山県立博物館に2面ずつ所蔵されている。同寺伝存の納置用黒漆箱蓋裏に「花慢十二流」、身底に「千手山/備前国熊山霊仙寺本堂花慢/箱常住物也/康応元年己巳十一月十五日/別当祐円/当行事祐盛」の墨書銘があり、もとは霊仙寺(現在は廃寺)にあったものが弘法寺に移ったこと、一具12枚のうちの2枚であること、康応元年ころの制作であることがわかる。団扇形の檜の薄板2枚を重ねて文様を透彫りし、周囲に金銅覆輪をめぐらし、中央に縦に金銅打出しの総角形金具を鋲留めしている。透彫りの文様は1面を菊花、他面を牡丹としており、漆下地に白土をおき、その上に緑青・群青・朱・代赭などを彩色している。文様はそれぞれ総角をはさんで左右対称に配されている。吊金具は金銅花先形猪目透(こんどうはなさきがたいのめすかし)しの二重座に菊座を重ね、茄子鐶付きの切子頭鐶台をのせている。花先形金具には魚々子地(ななこじ)に宝相華唐草文を毛彫りしている。

奈良国立博物館の名宝─一世紀の軌跡. 奈良国立博物館, 1997, pp.286-287, no.41.

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