冨嶽三十六景《尾州不二見原》 ふがくさんじゅうろっけい びしゅうふじみがはら

木版画 

葛飾北斎 (1760-1849)
かつしかほくさい
日本
天保元−天保3年(1830-32)頃
木版多色刷
25.8×37.3cm
1

職人が大きな桶の製作に一心に取り組んでいる。その桶を通して、遠方に小さく富士が見える。大きな円と小さな三角形とが組み合わされた、大胆、奇抜な構図で、見る者をその円の中に引きずり込む。その北斎の力量に驚く。画中に描かれた職人は、約15年前に刊行されている『北斎漫画』にも登場している。この版では職人が作業している地面に薄緑の配色が施されているが、青色の配色が施されているバージョンのものもある。また、桶の右手の田畑に板木の瑕を繕った後が見られる版が多いが、この版ではその瑕が見られない。

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