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東海道五拾三次之内 55 京師《三条大橋》

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち 55 けいし さんじょうおおはし

概要

東海道五拾三次之内 55 京師《三条大橋》

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち 55 けいし さんじょうおおはし

木版画

歌川広重  (1797-1858)

うたがわひろしげ

日本

天保4-5年(1833-34)

木版多色刷

22.6×34.4cm

1

江戸・日本橋を起点に始まった約500キロにおよぶ東海道五十三次の旅も、この京の玄関口、三条大橋が終着地点である。鴨川に架かる優美な姿の三条大橋。川の向こうには古都の町並み、その背後には東山三十六峰が見える。この三条大橋の橋桁は木組みで描かれているが、実際の三条大橋は石組みだった。この点を含め、リアルに描かれていたのは「三島」あたりまでで、以降の宿場は想像や他の資料に基づく図が多くなっていることから、広重が八朔御馬進献に同行し京へ上洛したしたとの説を疑問視するむきもある。

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