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白地丁子立涌桐唐松模様単狩衣

しろじちょうじたてわくきりからまつもようひとえかりぎぬ

概要

白地丁子立涌桐唐松模様単狩衣

しろじちょうじたてわくきりからまつもようひとえかりぎぬ

染織 / 能楽 / 江戸 / 東京都

江戸中後期・18~19世紀

丈163.5 裄110.0

1領

渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 国立能楽堂

収蔵品番号 NS74

未指定

 白絽地に金糸で模様を織表した単狩衣。地模様の立涌は、中間を膨らませた縦筋模様で、有職模様として古くから知られる。この立涌は、丁子を連続させることによって表している。その上に大きく桐紋2つと唐松3つの組合せが交互に配される。
 桐紋は、蕾が左右に5つ、中央に7つある五七桐であるが、葉の形がやや特殊である。豊臣秀吉に所縁の太閣桐や、蝉桐と呼ばれるものに近い。枝も左右に傾くなど古様であり、尚古的な意図でこの装束に用いられたのであろう。
 丁子、立涌、桐、唐松いずれも吉祥文で、祝儀性の高い装束である。

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