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紅白段腰替桐巴格子模様厚板

こうはくだんこしがわりきりともえこうしもようあついた

概要

紅白段腰替桐巴格子模様厚板

こうはくだんこしがわりきりともえこうしもようあついた

染織 / 能楽 / 江戸 / 東京都

江戸中後期・18~19世紀

丈129.0 裄68.4

1領

渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 国立能楽堂

収蔵品番号 NS68

未指定

 紅地に五七桐紋と三巴紋を紫・白・萌黄・浅葱・紅で並べて織表したものと、白地に藍・萌黄・茶の格子模様とで肩裾に段替りで表した厚板で、腰明き部分は白と生成の石畳模様としている。
 桐紋は、桐が鳳凰の止まる木として尊ばれたため、天皇家では菊紋に次ぐ紋とされていたが、室町時代以降は武家に下賜されることが多くなり、武家が好んで用いた。
 一方、巴紋はその起源についても諸説あるが、家紋以外にも神紋・寺紋としても多く用いられている。特に武神である八幡宮では神紋として用いられることが多い。また能では修羅物の装束、扇、太刀などに好んで用いられた。
 武家に好まれた桐紋と修羅物を連想させる三巴紋とを堂々と並べ、色合いも強烈であり、武張った役での着用を想定した能装束である。

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キーワード

Shibuya / 渋谷 / Tokyo / 模様

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