錫杖頭
しゃくじょうとう
概要
錫杖頭
しゃくじょうとう
神奈川県
鎌倉
輪は円形に近く、上部には2個所に括れを作る。柄頭は五輪塔とし、輪の内部には地輪、水輪、火輪、風輪を、輪の頂部には空輪を付けている。また、輪の下部左右には2 個所小輪を作り、遊環を付けている。現在、遊環はそれぞれ2個と1個であるが、本来は各2 個、全体で4 個あったものとみられる。柄下部は台形状とし、下端は枘状で取付用の円形の目釘穴を設けている。輪中央の柄、五輪塔部分は板状であり、輪断面は楕円形である。全体に鋳上がりの整形が丁寧に行われているとは認めがたく、輪、小輪、遊環には鋳型の不具合とみられるバリ状の突起が見られる。
長さ 25.1㌢ 幅 16.0㌢
1口
神奈川県厚木市飯山5456番地
厚木市指定
指定年月日:20110615
金剛寺 天城仁雲
有形文化財(美術工芸品)