黒漆塗葵紋蒔絵貝桶型重箱 くろうるしぬりあおいもんまきえかいおけがたじゅうばこ

工芸 / 江戸 / 愛媛県 

西条藩松平家伝来
江戸時代後期〜明治時代
1重
愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2
愛媛県歴史文化博物館

西条藩主松平家に伝来した貝桶型重箱。黒漆塗に立ち葵紋が蒔絵されている。三段の重箱で構成され、貝桶を型取っている。貝桶は貝覆い(蛤の貝殻を二手に分け、貝の地模様から一対のものを探し当てる女性の代表的な遊び)に使う貝に入れる桶で、江戸時代にかけて嫁入り道具のひとつとなっていた。このことから、女性らしい形を強調した重箱といえる。箱は別物である。上段には「源性院様御召」と墨書された包紙があり、中に桜色の貝殻が無数にある。貝殻の種類は不明であるが、貝の中に針穴が空けられているものがあることから女性が細工物をするために収集されたものと考えられる。中段・下段には各三枚ずつの蛤貝があり、海浜風景や平安調の貴族が描かれている。それらの貝はすべて一致することから貝合わせに使用された貝であると考えられる。重箱ではあるが、貝桶の形をしているので、後年になって無数の貝と蛤貝をいれたのだろう。

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