灰釉花文浄瓶
かいゆうかもんじょうへい
概要
灰釉花文浄瓶
かいゆうかもんじょうへい
千葉県
平安/850~899
灰を釉薬とした陶製の水瓶。尖台部下位の一部、注口部、高台の一部が欠損している。口縁部は尖台部と接合していないが、同一個体と判断されたため、現状の形に復元した。
灰釉が頸から肩下までかかり、一部が高台まで垂れている。胴は肩が丸みをおびてやや張り、底へと緩やかな曲線を描いてすぼまり、高台を付ける。
頸は細長く、中央でやや細くなる。口縁部はやや開き、その上に尖台を付けている。肩に丸みを帯びた袋状の基部と盤状に開いた口(後補)からなる注口を設けている。
胎土は灰白色で堅緻である。
口径1.3cm、器高(推定)31.3cm、最大径11.6cm
1口
千葉県市原市能満1,489番地
市原市指定
指定年月日:20121227
市原市教育委員会
有形文化財(美術工芸品)