牡丹図 ぼたんず

日本画 / 江戸 

森蘭斎筆、梁田象水賛 (1740-1801)
もりらんさい
江戸時代、寛政5年/1793年
絹本墨画
109.5×53.0cm
1幅
落款:「北越蘭斎寫」

印章:「鳴寉之印」(白文方印)「字九江」(朱文方印)「蘭斎」(遊印、朱文長方印)
賛:梁田象水

「(印文不明)」(関防印、白文長方印)「鳳蝶翻々去/又来天下國/色浄無埃仙春/館裡春風散/偏在羈常簾/別開/七十四翁/簗田邦鼐作/并書」「邦鼐之印」(白文方印)「瀾哉」(朱文方印)



来歴:1978神戸市立南蛮美術館→1982神戸市立博物館

参考文献:
・神戸市立博物館特別展『コレクションの精華』図録 2008
・伊藤紫織 「森蘭斎について -支持者とのかかわりを中心に-」(『美術史』156号) 2002

森蘭斎(1740-1801)は越後出身の絵師で、長崎で熊斐のもとで南蘋風の表現を学びました。熊斐の没後に大坂・江戸に移り、南蘋や熊斐の画業を伝える『蘭斎画譜』を刊行するなど、南蘋派の絵師の中でも広範な人脈をもっていた人物としても注目されます。本図は、蘭斎が江戸にいた晩年期の水墨画です。やや奔放な皴法・点苔で描かれた背景の岩とは対照的に、対の牡丹の葉や花びら、その上に舞う蝶は、精鋭な痩肥線と墨色の微妙な階調によって精緻な質感表現が施されています。画中に七言絶句は、明石藩の儒者・梁田象水によります。

【長崎ゆかりの近世絵画】

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