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木造獅子頭

もくぞうししがしら

概要

木造獅子頭

もくぞうししがしら

漆工 / 江戸 / 中部

不明

寛政11年(1799)/1799

【構造】欅材。頭部と下顎部からなり、舌は下顎部と同じ材から彫る。耳は小さな穴を2つあけて紐で付け、鼻脇に2束の毛を植える。内側に布製の輪を付け、後頭部に鉄鐶を打ち紐を通す。
【連結】頬下方に穴をあけ、下顎部後方に伸びた柄に立ち上がりを付け、ボルトとナット(後補)で固定する。
【形態】やや背が高い形式。耳は垂れ耳で、鼻孔は水滴形で、鼻筋と眉間の上に横皺を多数入れ、鼻頭は3つの山とする。頬を膨ら ませて唇の上下をうねらせ筋を入れ、犬歯を彫る。
【塗り】全体に朱漆を塗り、頭頂部・耳・鼻頭は栗色のうるみ塗り、目は金箔を貼り、瞳に黒漆を塗り、内側は朱漆塗り。

高さ25.1cm

1頭

鯖江市指定
指定年月日:20120427

有形文化財(美術工芸品)

舟津神社は『延喜式神名帳』記載の「丹津神社」に比定される古社で、北陸鎮護の社として篤い崇敬を受け、享保5年(1720)の間部氏転封後は鯖江藩主間部家に祈願所とされた。本殿を初め赤鳥居・大鳥居、広大な社叢など数多くの文化財を保有する。

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キーワード

間部 / 鯖江 / 舟津 /

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