金銅製鍍金経筒 こんどうせいきょうづつ

北区淡河町神影 石峯寺境内出土
平安時代末期
青銅鍍金
総高23.8㎝、現高25.4㎝、筒径6.8㎝、蓋高3.8㎝、蓋笠径8.5㎝、蓋鈕高1.8㎝、蓋鈕径2.4㎝、現底径9.8㎝
1点
石峯寺経塚出土(北区淡河町神影)

石峯寺は神戸市北区淡河町神影所在する真言宗高野山派の寺院で、山号を岩嶺山(がんれいさん)と言います。寺に伝わる縁起では白雉2(651)年に法道仙人という伝説上の人物が開基したと伝えます。
この地は播磨国の東端に位置し、播磨各地と京都などの畿内を結ぶ湯山街道の近辺に立地する。平安時代後期頃から修験道の聖地として、栄え始めたと推定されます。鎌倉・室町時代前期には、地元の豪族である淡河氏などの援助を受けて、寺域、寺宝の整備を行ったと伝えられます。
当館の所蔵する石峯寺境内出土品は、銅板製鍍金経筒、法華経の残塊、陶製五輪塔、丹波焼瓜蝶鳥刻文壺などがあります。これらは石峯寺境内の2箇所から出土したといわれており、平安時代末~鎌倉時代とやや時代幅があります。
銅板製鍍金経筒は、薄い銅板を丸めて6本の鋲で接合し、円筒に成形しています。表面に鍍金を施していますが、錆が表面を覆っているため、部分的にしか確認できません。傘蓋はつまみを有し、段を削り出して作ります。底の部分は腐食して欠失しており、木製の底板は後補のものです。

【名品2019】【古代の神戸】

作品所在地の地図

関連リンク

金銅製鍍金経筒チェックした作品をもとに関連する作品を探す

法華経 巻第五
法華経 巻第五

北区淡河町神影 石峯寺境内出土

青銅製経筒
青銅製経筒

伝福岡県内経塚出土

丹波焼 瓜蝶鳥刻文壺
丹波焼 瓜蝶鳥刻文壺

北区淡河町神影 石峯寺境内出土(丹波窯生産品と推定される)

陶製五輪塔
陶製五輪塔

北区淡河町神影 石峯寺境内出土

大宮神社経塚資料
ページトップへ