胡蝶扇面蒔絵硯箱 コチョウセンメンマキエスズリバコ

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漆工 

縦:23.8cm 横:22.0cm 高:4.6cm
1合

全開の扇には邸宅の庭に露をたたえた菊が咲き乱れ、半開きの扇には鳥と蝶が舞い、銀の花瓶に桜の枝、金の花瓶に山吹の枝があり、その枝に「その」「秋まつむし」の文字が隠されている。これは『源氏物語』「胡蝶」の帖の「花園の胡蝶をさへや下草に秋まつ虫はうとく見るらむ」を示し、源氏の養女である斎宮の女御と、源氏の妻である紫の上が、それぞれ秋と春を愛して春秋を競い合うという、優雅な遊びを象徴する。硯の下に「□常作」の篆字銘があるが、一文字目が解読されていない。同じ銘は米国のフーリアギャラリー蔵の硯箱にもある。本品外箱には「不尽作」とあり、未詳ながら江戸時代中期の五十嵐派の作者として注目されている。篆字を解読すれば不尽の名前がわかるかもしれない。

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