祀三公山碑
しさんこうざんぴ
概要
【1枚目】
常山国(河北省)の長官であった馮@ふう@氏が、干ばつやイナゴの被害で苦しむ民のために、三公山の雨神を祀@まつ@り、雨を降らせて豊作をもたらしたことを記念して建てられた石碑です。清・乾隆39年(1774)に河北省元氏県で発見され、同県の封龍山中腹の漢碑堂に現存します。
【2枚目】
篆書風の字形をベースにして、隷書の筆法を用いて書かれており、直線的で角ばった造形をしています。篆書と隷書、両者の要素が含まれており、いずれかに区別しがたい不思議な字姿です。文字の縦幅に変化をつけ、あたかもパズルのように各行が構成されています。