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倣仁清菓子器

ほうにんせいかしき

概要

倣仁清菓子器

ほうにんせいかしき

陶磁

伊東陶山(初代)  (弘化3年(1846)~大正9年(1920))

いとうとうぞん(しょだい)

高さ6.3㎝ 口径18.5㎝ 高台径7.8㎝

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伊藤家愛蔵品。茶の湯の主菓子を盛るための菓子鉢。江戸前期の京焼の始祖・野々村仁清に倣った優雅な色絵陶器である。全体に薄造りで、器肌に白い釉薬を掛け、青紫色の鱗文に金彩の縁取りを施す。この龍や蛇の鱗に似た三角文様は、「厄除招福」の吉祥文様である。高台内には「陶山」の銘印を捺す。陶山は慶応3年(1867)京都祇園に開窯。色絵釉薬の発明や染付の改良に尽力し、パリ・シカゴ万国博で受賞。明治32年緑綬褒章を受章。大正6年帝室技芸員。

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キーワード

色絵 / 高台 / 仁清 /

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