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百万塔

ヒャクマンウ

概要

百万塔

ヒャクマンウ

考古資料 / 奈良

奈良時代・8世紀

総高21cm:底径10cm

1基

平面円形の三層小塔である。天平宝字8年(764)の恵美押勝(えみのおしかつ)乱の後、称徳天皇が国家安穏を願って百萬基作らせたことから、この名がある。完成後は十大寺に10萬基ずつ配られたが、今は法隆寺にのみ伝世されている。塔身と相輪(そうりん)は別木であり、塔身には円筒形の孔があけられ、陀羅尼(だらに)経が納められた。製作年月日や作者名を墨書したものが多く、本例でも塔基裏面と相輪最上層に墨書が見られるが、表面に塗られた胡粉(ごふん)のため定かでない。

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キーワード

/ 陀羅尼 / /

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