髹漆見本軍配形衝立
キュウシツミホングンバイガタツイタテ
概要
打ち出の小槌形の基台に軍配団扇形の枠を衝立として固定し、その中に裏表で計八十四種類の変わり塗り手板をはめ込んだ独創的作品。明治二十八年の第四回内国勧業博覧会に出陳されたと考えられている。作者は江戸の鞘塗師、二代目橋本市蔵。廃刀令のために仕事を失った鞘塗師たちも、特技の竹模造塗りで茶道具を作ったり、博覧会向けの作品を制作したりして、時流への即応を余儀なくされた。
キュウシツミホングンバイガタツイタテ
打ち出の小槌形の基台に軍配団扇形の枠を衝立として固定し、その中に裏表で計八十四種類の変わり塗り手板をはめ込んだ独創的作品。明治二十八年の第四回内国勧業博覧会に出陳されたと考えられている。作者は江戸の鞘塗師、二代目橋本市蔵。廃刀令のために仕事を失った鞘塗師たちも、特技の竹模造塗りで茶道具を作ったり、博覧会向けの作品を制作したりして、時流への即応を余儀なくされた。
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