菊花双鳥鏡 キクカソウチョウキョウ

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金工 

径:9.4cm 縁高:0.4cm
1面

この特徴のある鏡胎の鏡は外にも類例が多く、鈕座をほぼ例外なく簡素な花形座とするなど、同一工房製作の可能性が高い。最近平安京左京八条三坊の八条院町遺跡から、近い縁形態の鏡鋳型が十三世紀前半の遺物と共に発見され、工房の一端が判明した。出土例も、新潟県三諦寺経塚から建仁三年(1203)銘経筒・同奥書経巻と伴出した鏡三面をはじめ、十二世紀末から十三世紀前葉ごろに集中する。本鏡文様は菊花が左に流れる定型構図のもので、直線状の花弁表現は箆押し工人の個性によるものであろう。

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