Ranzu
蘭図
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款記と印章の組み合わせなどから、祇園南海の60歳前後の作と考えられる。岩の間に花を咲かせた蘭の簡潔な描写と、対角線上に添えられた1篇の対句が一体となり、古来「幽谷之君士」として愛でられてきた蘭の香ぐわしさを、格調高く見事に表現している。南海の父が黄檗宗に帰依していたこともあり、黄檗画僧が描いた作品からの影響が想定される。なお、特徴のある隷書体の題詞は、「幽谷誰知霜雪裏、美人一笑吐清香」とある。
蘭図
款記と印章の組み合わせなどから、祇園南海の60歳前後の作と考えられる。岩の間に花を咲かせた蘭の簡潔な描写と、対角線上に添えられた1篇の対句が一体となり、古来「幽谷之君士」として愛でられてきた蘭の香ぐわしさを、格調高く見事に表現している。南海の父が黄檗宗に帰依していたこともあり、黄檗画僧が描いた作品からの影響が想定される。なお、特徴のある隷書体の題詞は、「幽谷誰知霜雪裏、美人一笑吐清香」とある。
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