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花木図押絵貼屏風

かぼくずおしえばりびょうぶ

概要

花木図押絵貼屏風

かぼくずおしえばりびょうぶ

絵画

鶴亭筆

江戸時代 明和4年(1767)

紙本墨画

各図 縦133.0 横50.5

6曲1双

四君子(蘭、竹、菊、梅)と、芭蕉、松、棕櫚、木蓮を組合せた、12図からなる水墨の花木図の押絵貼屏風である。筆者の鶴亭(1722-1785)は、長崎・聖福寺の黄檗僧であり、絵画を得意とした。来日した清の画家・沈南蘋(1682-?)やその弟子である熊斐(1712-1772)が広めた鮮やかな花鳥図を多数制作したほか、本図のような、黄檗僧が墨戯として描く水墨の花木図もてがけた。本作の類例として、「四君子・松・蘇鉄図屏風」(神戸市立博物館所蔵)がある。鶴亭の水墨花木図は、伊藤若冲(1716-1800)にも大きな影響を与えたと考えられている。

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