山家心中集
さんかしんじゅうしゅう
概要
新古今和歌集に多くの優れた歌を残した歌人西行の私歌集。23歳で出家、26歳頃から諸国を旅すること50年。自然を放浪し、自然に対する愛によって幽玄の境地を得て、いかに生きるかを歌で表現した。
西行の作品として「山家心中集」をはじめ「山家集」「聞書集」「聞書残集」など多くの歌集が伝えられているが、本書はその異本山家集系から抜粋したものとされ、「山家心中集」の中でも最も古い写本であろうといわれている。
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