赤楽茶碗
あからくちゃわん
作品概要
京都の陶工・楽家10代旦入(吉左衛門)作の赤楽茶碗である。旦入は、文政2年(1819)に、紀伊藩第10代藩主・徳川治宝が西浜御殿で始めた偕楽園御庭焼の開窯に際し、製陶にあたった。その功績により、文政9年(1826)5月、治宝から「楽」の書を拝領し、それを記念して楽一文字の円印を造って、同年12月から使用している。本品には、まさしくその印章が捺されている。器形は楽家代々の制に倣い、赤楽釉に黒い斑文を散らす。
あからくちゃわん
京都の陶工・楽家10代旦入(吉左衛門)作の赤楽茶碗である。旦入は、文政2年(1819)に、紀伊藩第10代藩主・徳川治宝が西浜御殿で始めた偕楽園御庭焼の開窯に際し、製陶にあたった。その功績により、文政9年(1826)5月、治宝から「楽」の書を拝領し、それを記念して楽一文字の円印を造って、同年12月から使用している。本品には、まさしくその印章が捺されている。器形は楽家代々の制に倣い、赤楽釉に黒い斑文を散らす。
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