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概要

考古資料 / 奈良県

中国・西周前期 紀元前11~紀元前10世紀

S字渦紋

高14.3 口径7.6x7.0

1個

 觶(し)は下方が丸く膨らんだ形の小型の飲酒用カップで、蓋つきのものもある。商代後期に現れるが、カップとしては觚がメインだったので、当初、觶の例数は少ない。西周期に入ると、觶が觚のシェアを奪い去り、觚は急速に廃れてしまう。觶は全般にシンプルな、細い文様帯のみを持つものが多く、地味な青鋼器である。この觶は、まさに西周期に入ったころの例で、くびれた頸部にS字形の連続渦文(れんぞくかもん)を飾っている。

坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, p.25, no.48.

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キーワード

紀元前 / / 青銅器 / mouth

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