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織部松皮菱形手鉢

おりべまつかわびしがたてばち

概要

織部松皮菱形手鉢

おりべまつかわびしがたてばち

工芸品 / 安土・桃山 / 近畿 / 京都府

京都府

桃山

本品は慶長後半から元和にかけて織部焼最盛期の中心的な窯であった久尻元屋敷の連房式登窯で焼造されたと推測される松皮菱形の手鉢である。器部は白土と赤土とを継ぎ合せ、松皮菱形の型にはめて成形し、その二つの端に付根が二叉になった弓形の把手を渡している。把手全面とそれに続く器部の両端には緑釉をかけ、見込の中央部・縁の内外には白泥と鉄絵で片輪車・網目・七宝繋などの文様を描き、長石釉をかけている。底裏の四方には脚を付す。

高17.9  長径27.0  短径25.0  (㎝)

1口

公益財団法人北村文華財団 京都府京都市上京区御車道通清和院口上ル東入梶井町448-4

重文指定年月日:19860606
国宝指定年月日:
登録年月日:

公益財団法人北村文華財団

国宝・重要文化財(美術品)

 織部焼は桃山時代後期から江戸時代初期にかけて美濃で量産された陶器で、器形に制約のない、斬新自由な時代性を示す意匠を展開し、なかでも食器類においてその特色を遺憾なく発揮した。
 素地に白土と赤土を用い、緑釉と白泥・鉄絵で加飾した装飾性の強い織部の一手で、松皮菱形の器形とそこに施された放胆な文様、緑釉の自在な施釉とがよく調和し、桃山時代の斬新自由な意匠を伝えている。

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