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加賀友禅染製作工程資料

かがゆうぜんぞめせいさくこうていしりょう

概要

加賀友禅染製作工程資料

かがゆうぜんぞめせいさくこうていしりょう

民俗

絹,染料,糊

【1】本湯のし(縦29.8cm×横36.0cm)
【2】白生地仮仕立(縦33.5cm×横29.3cm)
【3】下絵描き(縦27.3cm×横36.4cm)
【4】糸目糊置(縦27.0cm×横35.8cm)
【5】模様彩色(縦28.4cm×横36.3cm)
【6】伏糊置(縦28.8cm×横33.2cm)
【7】地染(引染)(縦28.8cm×横36.2cm)
【8】上彩色加工(縦29.8cm×横36.3cm)

8

富山県高岡市古城1-5

資料番号 2-02-99-11

高岡市蔵(高岡市立博物館保管)

加賀本友禅染の工程を8段階で示した資料である。工程の順番と資料番号は一致している。材質は全て絹である。
 【1】はまだ線が引かれておらず、【2】は【1】を着物の形に仮仕立てしたものである。円形に縫われている部分がある。
 【3】は青色で引かれた線画である。中央に花の図案が入れられている。まだ線にムラや滲みがあるが、その線の上に糊が置かれた状態の【4】は、ムラも滲みもない仕上がりになっている。
 【5】でいよいよ彩色である。この時点ではまだ線画が浮き上がって見える。【6】で【5】の色の入れられた部分に糊が置かれ、彩色と線画が馴染む。
 【7】で模様以外の布地の部分が薄茶色に染められ、【8】で模様を仕上げて完成である。【7】より花弁と葉に影が増え、花の中央部に模様が加えられている。

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キーワード

/ 友禅染 / 生地 / 型紙

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