御書状 「御庭前花盛」 おんしょじょう おにわまえはなざかり

 / 鎌倉  南北朝  室町 / 日本 

伝 青蓮院宮尊円法親王  (1298-1356)
でん しょうれんいんのみやそんえんほっしんのう
日本
鎌倉時代末 室町時代初/14世紀前期
紙本墨書
30.8×46.6cm
1
広島県廿日市市大野亀ヶ岡701
海の見える杜美術館

 江戸幕府の公用書体となった「御家流」の書道の流祖青蓮院宮である。宛名は不詳であるが、父伏見天皇から「伝えて家の流とせよ」と言われたことに由来する源流の威厳が見えるようである。その著「入木抄」の中に、「初心の人消息を以て手本となす可からず」と戒めているが、草卒の筆にも留意のあとが感ぜられる。
 青蓮院流は尊朝流、有栖川流ほか多くの書流のもととなり、また、江戸時代には寺子屋などで使われる往来物(教科書)にも用いられて、明治に活字が普及するまで、日本の標準書体的な役割を果たした。(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)

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