御書状 曼殊院覚恕宛 「如仰昨日は」 おんしょじょう まんしゅういんかくじょあて さくじつはおおせのごとく

 / 江戸 / 日本 

妙法院宮 常胤法親王 (1548-1621)
みょうほういんのみや じょういんほっしんのう
日本
安土桃山時代/16世紀後期
紙本墨書
30.2×49.7cm
1
広島県廿日市市大野亀ヶ岡10701
海の見える杜美術館

 伏見宮第八代貞康親王の弟宮。『言経卿記』や『晴豊記』などの日記に散見する姿からは、支配者が劇的に変わる厳しい時代に、信長に面会したり御所へ参内したりと、懸命に立ち回る姿が浮かび上がる。
 この手紙は恐らく二十代前半の御書状で、宛名「竹門様」は京都一乗寺竹之内町曼殊院門跡で、覚恕法親王である。内容は昨日伏見にお供したお礼の行き違いに恐縮したお断りの様子が見える。折紙形式の下半分を切断して二段書きの形に仕立てた表具である。曼殊院には古今和歌集(色紙・国宝)、源氏物語・池坊専好立花図・古今伝授関係史料(各重文)など文芸の書籍が伝世している。返し書きの「烏大」は烏丸大納言である。(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)

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