亀甲に六稜星文更紗縫合下着 きっこうにろくりょうせいせいもんさらさぬいあわせしたぎ

染織 / 江戸 

製作者不詳
江戸時代(輸入)/1830-60年代(輸入)
(表地)木綿、(裏地)絹
丈81.5 袖丈48.0 裄65.5
1領



来歴:1998神戸市立博物館

参考文献:
・黄韻如「更紗拼布裡衣」「六角星亀甲紋更紗拼布裡衣」國立故宮博物院特別展『交融之美 神戸市立博物館精品展』(2019)
・神戸市立博物館『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美―神戸市立博物館名品撰―』図録(2019)

江戸時代後期にヨーロッパから輸入された更紗を用いて縫合された男性用の下着。18世紀末には、オランダ、フランス、イギリス、ロシアなどの更紗も日本へ輸入されていたことが指摘されている。

本作は13種類の生地を用いて、濃い緑地に花卉文(かきもん)を施した生地を基調とし、亀甲枠のなかに様々な生地でかたどった六稜星(ろくりょうせい)を配した意匠となっている。本作に用いられている裂は、江戸時代に輸入されていた裂の見本帳に類品を見出せる。例えば、六稜星の一部となっている黄色地に花卉文の裂は「嘉永七年寅紅毛方品代持渡反物切本帳」、白地に赤や青の花卉文を配する裂は「安政三年辰穐秋渡り反物類切手本帳」に類似した意匠の裂を見出すことができる(いずれも池長孟コレクション)。
ちなみに、注文主は神戸で明治から大正期にアンティークの店を営んでいた人物とされる。

【近世・近代の漆工・陶磁器・染織】

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