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絹本著色親鸞聖人絵伝

けんぽんちゃくしょくしんらんしょうにんえでん

概要

絹本著色親鸞聖人絵伝

けんぽんちゃくしょくしんらんしょうにんえでん

日本画 / 江戸 / 九州 / 福岡県

福岡県

江戸/1640

浄喜寺の親鸞聖人絵伝は四幅対の作例で、図様自体は真宗大谷派の四幅対絵伝一般と変わるところはないものの、その絵画的完成度と彩りは群を抜いている。墨線でおおよその輪郭をとり、濃彩を施し、輪郭と細部を描き起こすという平安時代以来の伝統をもつ作絵の手法をとる。岩や土手、木の幹などに肥痩のある線を用いる他は、輪郭を細く流暢な線で描き起こしている。彩色は濃厚でありながら明るく発色がよく美しく、質の高い絵具を贅沢に使っていることがうかがえる。丁寧な描線、良質な絵具、巧みで多彩な彩色、安定した構図によって、緻密で濃厚でありながら重苦しさを感じさせない、豊かで華やかな画面が実現されている。

画面法量 縦134.1㎝、横77.9㎝

四幅

福岡県行橋市大字1802

行橋市指定
指定年月日:20180704

宗教法人 浄喜寺

有形文化財(美術工芸品)

裏書より、寛永17年(1640)に浄喜寺の常住物として良伯(浄喜寺第六世住職の弟。一時第六世の代務者を務めた)が願主となって調えたものだとわかる。四幅とも東本願寺第十三世宣如の名と花押が見え、第三幅には釈尼妙円なる寄進者名も見える。

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キーワード

親鸞 / 行橋 / /

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