木彫朱漆塗カメラ(堆朱カメラ)
 附 湿板用縦型バット 1枚
   現像用平型バット 1枚
   台版 1基
   ガラス板 17枚
   収納箱 1個
もくちょうしゅうるしぬりかめら(ついしゅかめら)
 つけたり しっぱんようたてがたばっと 1まい
      げんぞうようひらがたばっと 1まい
      だいばん 1き

その他 / 江戸 / 中部 

未詳(牧田屋(味田)孫兵衛?)
福井県
江戸時代末期
 本体は木製で、外装に堆朱を模した装飾がある外箱と、黒塗りの内箱からなり、後蓋を外し、内箱を動かすことによってピント調整(後ろから焦点面が見える)をする構造である。外箱…
本体:幅19.6㎝ 高24.6㎝ 奥行36.3㎝(傾斜部含む)
レンズ部:径6.6㎝ 長6.1㎝
1台
福井県福井市宝永3丁目12-1
福井県指定
指定年月日:20200804
福井市
有形文化財(美術工芸品)

(工芸史的所見)
 木造、朱漆塗りの本体の前面にレンズを取り付けたカメラである。
 本体は、板を組み合わせて造った直方体の箱で、レンズ側のみ台形状に張り出し、レンズは六角形に1段高くした座に取り付けられる。上面の板はほぼ等間隔に4区に分割され、中の2区分が蝶番で開閉する蓋扉になる。蓋扉上面(外面)は、外縁に雷文を彫り巡らし、砥の粉等の下地に黒漆を塗った後、表面に朱漆を塗って堆朱風に仕上げる。また内区は素文の木地に直接朱漆を薄く塗っている。下面(内面)は、上面と同様、下地に黒漆を塗った後に朱漆を塗り、これを部分的に摺り上げて根来風に仕上げている。
 上面には別造の蓋(小さな摘みを作り出す)が載る。蓋の上面も、本体上面と同様に雷文をめぐらして堆朱風に仕上げ、裏面は根来風に塗り仕上げる。この本体上面の開口部から、乾板と磨りガラス製のファインダーを装填する。後面は開口しており、撮影の際の覗き口になる。
 本体側面もやや幅広にめぐる外区に唐花文を大きく彫り表して(上面・蓋よりも深く彫る)、間地は細い線状の彫りを重ねている。外区は砥の粉等の下地に黒漆を塗った後、表面に朱漆を塗って堆朱風に見せる。内区も蓋と同様の仕上げになる。
 前面(レンズ側)は、全体に側面と同様、唐花唐草文を彫り、堆朱風に仕上げる。レンズ装着面と各法面の境は几帳面を取る。
 レンズ筒は、内外二重になり、これに被せ蓋がつく。内筒は銅板製鍍銀で、奥にレンズを仕込み、撚りをつけた太い銅の針金で固定する。外筒も銅板製で、外面に有線七宝を施す。筒本体とレンズキャップ部の側面は同一文様で、地は青…

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