紫裾濃胴丸 附 木箱1合、由緒書1通、折紙8通
むらさきすそごどうまる つけたり きばこいちごう、ゆいしょがき1つう、おりがみ8つう
概要
紫裾濃胴丸 附 木箱1合、由緒書1通、折紙8通
むらさきすそごどうまる つけたり きばこいちごう、ゆいしょがき1つう、おりがみ8つう
千葉県
江戸/1817
箱:木製被蓋造、溜塗
由緒書・折紙:楮紙
蓋:32.5cm×28.4cm×7.2cm
箱:31.0cm×26.8cm×7.1cm
由緒書:16.1cm×36.1cm
折紙(頭甲):51.3cm×66.0cm
折紙(面鎧):51.4cm×66.2cm
折紙(半頬):51.5cm×66.0cm
折紙(喉輪):51.5cm×66.0cm
折紙(袖鎧):51.3cm×66.1cm
折紙(胴鎧):51.4cm×66.0cm
折紙(手鎧):51.4cm×66.1cm
折紙(臑鎧):51.5cm×66.2cm
1領、1合、1通、8通
佐倉市鏑木町933
千葉県指定
指定年月日:19560713
宗教法人麻賀多神社
有形文化財(美術工芸品)
千葉県指定有形文化財 紫裾濃胴丸は、江戸時代後期、文化14年(1817)佐倉藩主堀田正愛のために調えられた豪華で壮麗な胴丸形式の甲冑である。明珍家による鑑定評価折紙は包紙が付く。甲冑の頭甲、面鎧、半頬、喉輪、袖鎧、胴鎧、手鎧、臑鎧の各部位ごとに作成され、製作年代、伝承製作者、各部位の評価が記されている。このうち、半頬については現在現物が伝わっていない。また、木箱は、この折紙が作成された後に製作されたと考えられる。一方、由緒書については、文中にもある通り、明治4年(1871)廃藩置県にともない、佐倉藩主堀田正倫が東京へ移住する際に、現在の所有者である麻賀多神社へ家系図2巻と神酒を添えて奉納されたことが記されている。