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一行書 諸悪莫作  衆善奉行  

いちぎょうしょ しょあくまくさ  しゅうぜんぶぎょう

概要

一行書 諸悪莫作  衆善奉行  

いちぎょうしょ しょあくまくさ  しゅうぜんぶぎょう

/ 江戸 / 日本

輪王寺宮 天真法親王  (1664-1690)

りんのうじのみや てんしんほっしんのう

日本

江戸時代前期/17世紀後期

紙本墨書

各116.7×44.3cm

2

広島県廿日市市大野亀ヶ岡10701

海の見える杜美術館

 後西天皇の皇子幸智親王で、法親王となられ、延宝八年(一六八〇)江戸に下向して東叡山輪王寺に入られた。貞享元年(一六八四)におきた日光の大火では人々の救済に力を尽くした記録が残っている。本幅の大意「悪いことはせず、良いことをする」子供でも知っているが誰もができないこの禅語に素直に従うような生き方を求めておられたのだろうか。
 しかし元禄三年(一六九〇)同寺にて二十六歳の若さで薨去された。この双幅は七佛通戒偈と称される著名な格言で、若さあふれる純真な筆致である。
(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)

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