御書状 毘門宛 「昨晩約束」 おんしょじょう びもんあて さくばんやくそく

 / 江戸 / 日本 

後西天皇 (1638-1685)
ごさいてんのう
日本
江戸時代前期/1675-1685年頃
紙本墨書
31.5×48.2cm
1
広島県廿日市市大野亀ヶ岡701
海の見える杜美術館

 兄後光明天皇が崩御した時、弟識仁親王(霊元天皇)までの繋ぎとして、承応三年(一六五四)に即位。寛文三年(一六六三)十歳に成長した識仁親王に譲位。政治に深く関与せず、もっぱら学問、文芸、文化を大切に育まれた。
「昨夜約束の物をつかわしたが、必ず一度に多く用いないで用心肝要」とあり、追而書に更に「今度の菓子多くすごしてたゝり候ば云々、少しずつ御賞翫云々」とあるから、贈った菓子の食べ過ぎに関しての事かと思われる。
 宛先の〝毘門〟は後西天皇の皇子、毘沙門堂門主公弁法親王の事。親子の情が深く感ぜられる。久遠寿院は親王の師大僧正公海で「筒のつくろい」とは茶湯に堪能であられた天皇の勅作竹筒花入と思われる。(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)

作品所在地の地図

関連リンク

御書状 毘門宛 「昨晩約束」チェックした作品をもとに関連する作品を探す

御書状  「御念入候」
御書状  阿野実顕宛  「先書之趣」
御書状  「立札通」
御書状 「立札通」

聖護院宮 興意法親王

御消息  「ただいまのはな」
和歌御詠草  「たのむぞよ」
ページトップへ